ブランク5年の専業主婦が社労士開業を目指すブログ

コネなし経験なしの専業主婦が社労士目指します。いざ!

起業・独立前にやるべき棚卸し#2起業を意識したら、最初にすべき3つの確認作業

 

こんにちは。

前回に続き、起業・独立前にやるべき棚卸しです。

 

前回、自分の幼少期に好きだったもの・夢中になったことを棚卸ししました。

今日はその内容は少し置いておき、自分がやりたい事業について深堀していきます。

 

 

 

 

STEP2 起業を意識したら、最初にすべき3つの確認作業

 

 確認するのは以下の3つの項目です。

 

  • 動機の確認(なぜそれをしたいと思うのか)
  • 資源の確認(なぜそれができるのか)
  • 課題の確認(準備すべきは何か)

 

 

ではひとつずつ見ていきましょう。

 

 

1.動機の確認

 

『起業』と『独立』は一見似たような言葉ですが、厳密には異なります。

『起業』は『生業を起こすこと』

そして『独立』は『ひとりで立つ』、『支配を受けない』という意味です。

なぜ起業したいのか、なぜ独立したいのか、動機もそれぞれ分けて考える必要があります。特に、起業動機は事業内容と密接に関係します。

 

二つの動機にはそれぞれ3つの欲求が関連しています。

起業動機

自己実現欲求(自分らしくありたい)

経済充実欲求(もっと稼ぎたい)

社会貢献欲求(社会の役に立ちたい)

 

独立動機

自己成長欲求(立派になりたい)

自己裁量欲求(自分だけで意思決定をしたい)

他社評価欲求(お客様から直接評価を受けたい)

 

 

ではこの6つの欲求を、自分自身に向き合って当てはめてみましょう。

あなたはどんな欲求をお持ちですか?

すぐに全てが埋まらなくても大丈夫です。じっくりと、時間をかけて考えてみてください。

 

 

 

例えば私の場合だと

自己実現欲求~理想とする自分らしさとは?~

社会と接点を持ち、自分の役割を感じられている状態

愚痴を言いつつも笑顔でいること

 

 自己成長欲求~自分のどんな点を伸ばしたい?~

本を読んだり新しい情報を仕入れるのが好き。変化し続けたい・学び続けたい・世の中の流れを把握したい。

 

 社会貢献欲求~誰のために、何を、どうしたい?~

社会全体の働く環境を良くしたい。短時間でも働きたいママ達を雇用したい。

 

 自己裁量欲求~どうしても自分で決めたい事柄は?~

働く時間と場所

 

 経済充足欲求~収入や資産、今と比べてどうしたい?~

まずは自分がしたことに対して対価が欲しい。

将来的には子供を一人で養えるぐらいの収入がほしい。

 

 他社評価欲求~誰から、どのような評価を受けたい?~

お客様から、頼りになるねと言われたい。誰かの助けになりたい。

 

 

 

このように、ひとつひとつの欲求を書き出していくと、なぜそれがしたいのかという動機がはっきりしてきます。動機は『夢』にも繋がります。

事業を継続させていく上で、動機はその土台となるのです。

 

 

 

 

2.資源の確認

 

夢だけあっても、事業は起こせません。

『なぜ、それができるのか』資源の棚卸しをしていきましょう。

 

 

1.自分自身が持っているものをすべて洗い出そう

 項目ごとに、過去の経験や大切にしているものを洗い出しましょう。

ポイントは、過小評価せずにたくさん書くこと。

たいそれた経験を書く必要はありません。

小さなことでも、思い出して書き出してみましょう。

忘れているものもあるかもしれないので、ご家族に聞いてみるのもいいかもしれません。

 

 

・勤務や学校などで得た知識や経験

・家事や育児などで得た知識や経験

・地域とのかかわりなどで得た知識や経験

・取得している資格や免許 

・子どものころ、得意だったり夢中になったりしたこと

・現在の趣味や仕事以外の活動

・今はやめたが、かつてやっていた趣味や活動

・何となくだけど、たくさん持っているもの

・あなたや夫が所有する資産や大事なもの

・資産ではないが、あなたが所有する大事なもの

 

 

 

 

 2.役立ちそうな周辺人物とその特徴を洗い出そう

次に、下の項目ごとに思い浮かぶ『人』を書き出しましょう。

例えば、『海外在住経験のある○○さん』『○○をよく知っている○○さん』『ネットワークの広い○○さん』など、こちらも思いつく限り書き出してみてください。

 

・勤務先の同僚や上司、部下

・顧客や仕入れ先など、社外の関係者

・以前同僚だったり先輩だったりした人

・競合他社や同業者の知り合い

・利害関係のない異業種の知り合い

・家族や親戚

・出身地の友人や知人

・趣味などの仲間

・ご近所や地域の仲間

・その他、生協やPTA、同窓会などの仲間や知り合い

 

 

 

 

3.課題の確認

資源の確認ができたら、資源と資源を組合わせて、他者が真似できないアイデアを発想してみましょう。

 そして、組み合わせた資源でできる事業プランを立ててみましょう。

すると、課題が見えてきます。

 

実際に起業された方の例をあげます。

 

Aさんには、以下のような資源がありました。

-----------------------------

・空手歴2年

・浅草で英会話ガイドの経験

・ビーズ収集の趣味

・米国在住の妹

-----------------------------

 

浅草で外国人にビーズを売ったのかな?

普通だったらそう考えます。

しかしAさんは、【米国在住の妹】という資源を活かし、他者に真似ができないアイデアを生み出しました。それが以下の内容です。

 

 

・空手の道着にビーズで和柄の刺繍をする

・その道着を浅草での英会話ガイド中に外国人に売る

・米国にいる妹にあらかじめまとまった商品を送っておき、商品を購入した人には妹から発送する(送料をおさえることができる)

 

 

海外への送料が高いといった課題を、海外に住む妹さんとタッグを組むことで、課題を解決し、価格も安くおさえることができました。

これにより、多くの商品を売ることができたそうです。

 

 

このように、資源と資源をどう組み合わせるか。

自分だけではなく、協力してもらえる人を探すことで、他には真似できない仕組みづくりが作れるのではないでしょうか。

 

一度資源を組合わせたら、課題は何かを考えてみてください。

そこから、課題を解決できる新たな組み合わせはないか、見つけてみましょう。

 

 

 

 

私もまだまだ課題だらけ。

自分自身が持っている資源も増やしたいので、新たな資格にも挑戦する予定です。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。