起業・独立前にやるべき棚卸し#3 事業の基本プランを考えよう
こんにちは。
起業・独立前にやるべき棚卸し、第3弾!
今回は、これまでの棚卸しの内容を踏まえて、事業の『基本プラン』を作ってみましょう。
内容を考える上で大切なポイントを、事例を交えながらお伝えしていきます。
考えるべき基本プラン
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プラン名称 :
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- 誰を対象にする?
- 何を提供する?
- どのように宣伝する?
- どのように販売する?
- そもそもなぜそれをやるのか?
- 結果、顧客はどのような喜びを得る
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1.誰を対象にする?
2.何を提供する?
何を提供するかは、自分のやりたいことや過去の振り返りからある程度決まっていることでしょう。ポイントは、誰を対象にするか。
重要なのは、できるだけ対象を絞ることです。
例えば【子育て中の母親】をターゲットとするとしましょう。
【子育て中の母親】の中には、赤ちゃんを初めて育てるお母さんも、小学生を育てるお母さんも、高校生を育てるお母さんも、同じくくりになってしまいます。
でも子供の年齢によって、お母さん方の抱える悩みは全く異なりますよね。
ある女性は、【1歳児を育てる母親】だけを対象とした事業を起こし成功されました。
事業内容はご主人が経営する飲食店と連携してお食事会を開催し、その後ママのためのセミナーを展開していくといもの。
0歳から1歳の子を育てるママ達は、悩みも多く、かつママ友ネットワークもまだ構築できていない時期。
そして、『大人と話したい』『誰かに話しを聞いてほしい』といった欲求も持っています。そういったニーズを上手く汲み取り、事業へ展開された事例です。
もう一つ事例を紹介します。
キャリアカウンセラーの資格を持つ、Bさんの成功事例です。
彼女が対象としたのは【コールセンターでクレーム対応をしているスタッフ】でした。
クレーム対応は精神的に疲れる仕事です。ストレスを抱えるスタッフも多いはず。
Bさんはターゲットを絞る以外にもうひと工夫しました。
それは、サービス提供をするのは個人(スタッフ)だけど、お金をもらうのは企業の人事部だということ。
会社の福利厚生としてBさんのサービスを導入していただき、利用者(スタッフ)は無償でサービスを利用できるというものにしました。
これはどのサービスにも共通しますが、個人よりも企業の方がお金は多くいただけるものです。同じサービスでも、契約先を企業とすることで、毎月のまとまった収入を確保できるのです。
【誰を対象にするか】の中には、お金をもらう相手は誰か、もあわせて考えておくと良いでしょう。
上記の例のように法人か個人かだけではなく、『観光客』や『孫がいる祖父母』などに対象を絞ると価格が高くても売れやすい特徴があるようです。(母親世代はお金にシビアだけど、おばあちゃんは孫のためなら財布の紐が緩いとか)
3.どのように宣伝する?
4.どのように販売する?
当然ながら、ターゲットを誰にするかで宣伝方法は変わります。
子育て中のママが対象なら、インスタでの宣伝が効果的でしょう。
しかし祖父母世代を対象とするなら、インスタは見ません。
対象を企業にするのであればSNSよりも、企業向けセミナーを開催してそこで宣伝する方が効果的かもしれません。
観光客をターゲットとするのであれば、自治体と手を組むのもありですよね。
ターゲットが見る場所はどこか?
ターゲットが検索する方法(言葉)は何か?
ターゲットが決まったらこれらを考えてみてください。
5.そもそもなぜそれをやるのか?
6.結果、顧客はどのような喜びを得る?
なぜそれをやるのかは、これまでの棚卸しの中で見えてくるものがあるはずです。
自分の持っている資源は何ですか?
子どもの頃から変わらず大好きなもの(こと)は何ですか?
どんな欲求を満たしたいですか?
書き出した中で、根底にあるものを探してみてください。
最後に、私が今のところ考えている事業プランを共有します。
まだまだ考えきれていませんし、お恥ずかしいほど穴だらけです。
でも、少し見えてきた部分もあり、これからブラッシュアップしていくつもりです。
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プラン名称 :お悩み相談社労士(仮)
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・誰を対象にする?(模索中)
経営者+従業員(業界絞るかは未定)
・何を提供する?
社労士業務(具体的な内容は模索中)
経営者だけではなく、労働者のメンタルケアや
キャリアアップ相談
何でも相談できる社労士
・どのように宣伝する?
商工会議所などコミュニティ利用
・どのように販売する?
ブログ、facebook等での情報発信から集客に繋げる
近隣の社労士、税理士から紹介に繋げる
・そもそもなぜそれをやるのか?
試験に合格したこと、過去の業務経験を活かしたい
人と話をするのが好き
BtoBとBtoC両方経験あり
多くの働く人の悩みを聞いてきた
・結果、顧客はどのような喜びを得る
働く人の心の健康を保つことで、安定して働いてもらえる
結果、経営者も助かる
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いや~・・・こっぱずかしいですね!(笑)
私だってまだまだこんなもんです。
大切なのは、資源を増やすこと。
すでに持っている資源と掛け合わせれば相乗効果のある、新たな資源を手に入れる取り組みをしていきたい。
それがこの1年間の目標です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。