社労士試験勉強で大切なこと
今年度の社労士試験まで5か月を切りました。
『横断』『直前対策』『模試』なんて言葉も出始める時期。
初受験で年明けから勉強を始めた方は、まだ全科目の履修が終わっておらず『オ・・・オウダン?』『模試なんて受けれる状態じゃない!!』と焦りますよね。
大丈夫、焦るべからず。
私も2月から本格的な授業を受け始め、3月末なんてまだ年金の『ね』の字すら出ていなかった時期です。それでも本試験の厚生年金択一では満点、国民年金も1問不正解の高得点を採れました。
ここでは、そんな私が社労士試験勉強中に大切にしていたことをお伝えしていきます。
無理に理解しようとしない
社労士試験は試験範囲が膨大。
しかも年金科目のように、複雑で何度も法改正がなされてきた非常に難しい科目も多い。おまけに実務では『調べればわかる』ようなことも、暗記しなくてはいけない、とても厄介な試験です。
到底、脳のキャパシティが足りません。
ここは、割り切りましょう。
- 理解しないと覚えにくい所は理解する
- 理解に時間がかかる所は理解を捨て、暗記に徹する
とは言え、最初はどこを理解すべきなのかすらわからない状態かと思います。
そこで講師の出番です。
試験で問われる論点には、ある程度傾向があります。
テキストにも【論点はココ!】と明記されていますので、そこは素直に覚えましょう。
『理解しないと覚えにくい所』は、講師が理解の仕方を教えてくれます。
私は、どうしても覚えにくい所や理解が難しい所を、授業後に講師に相談していました。(すると、実は別の科目の論点とごちゃまぜになって考えてしまっていたことも判明したり!)
通学されている方は是非活用してみてください。
惰性の勉強をしない
勉強がある程度習慣になってからが勝負です。
いつも解いている問題集だと正解できる問題が、ミニテストだと間違ってしまった・・・!
勉強してるのになんで!?
いつも同じ問題を解いていると、その前後の問題もセットで記憶してしまいます。
すると脳が『はいはい、この問題の次はこの答えだね』と答えの引き出しを開けるのですが、前後が違う問題になると、どの引き出しを開けていいか分からなくなるのです。
以下は私がそうならない為に実践していたことです。
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問題集を後ろから解く
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問題をシャッフルさせて解く
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完全に頭に入っている問題は解かない(期間を開けて解く)
①はそのままです。一度問題集を解ききったら、2回目は後ろから解いてみてください。
②3回以上間違った問題だけを単語カードに書き写し、移動中に解くようにしていました。単語カードを使う利点は、簡単にシャッフルできるので、前後の問題に関わらず覚えているかを確認することができます。
③順番を変えて解いても3回以上正解した問題は、繰り返し解く時間が無駄。
一旦苦手な問題に力を注ぎ、しばらく時間を置いてからトライしてみましょう。
全ての時間を勉強に。但し息抜きは必要
- 朝8時になったらテキストを開く、と決める
- お風呂は勉強タイム(テキスト持ち込み半身浴)
- 駅についたらテキストを開く
このように、勉強開始する場所や時間を決めてそれを徹底し、1分でも時間があればテキストやノートを開くようにしていました。
トイレや洗面所の壁に語呂合わせの表などを貼り、歯磨き中は語呂合わせを覚えるというのもオススメです。
でも脳は120%で稼働し続けることはできません。
格好だけは勉強しているけれど、『あ、これ脳に入ってないな』という感覚になれば、家事をしたり、ヨガレッスンに行ったり、自習室から外に出てぶらっと散歩したりもしました。
大事なのは息抜きの時間を決めること。
私の感覚ですが、息抜きの時間がだいたい1時間を過ぎると体も脳も『息抜きモード』になってしまい、その後勉強に身が入らなくなります。
息抜きは長くて30分!
これも習慣として徹底すると、生活自体が完全に勉強モードになりますよ。
以上、私が試験勉強で大切にしていたことでした。
焦らず、無駄なことをせず、とにかく素直に愚直に取り組む。
とてもシンプルなことなので、参考になれば嬉しいです!